5日目 2007年12月7日 後半


前半からの続き...

さあクレモナからマントヴァへ戻ってきました。12時を過ぎたところなので、テ宮殿へ向かいながらどこかでお昼にしよ〜
と思って駅から歩いていたら、パラッツォ・テは町のはずれにあるので、どんどんお店がなくなってしまいました。
良さそうなレストランが見つからないので、結局1件だけ開いていたガストロノミアで買って食べることに。
なかなか美味しそうなものが並んでいて、迷ってラザニアとカルチョーフィの付け合わせを温めてもらってテイクアウト。
パラッツォ・テの前の公園のベンチに座って、宮殿を眺めながらの優雅な(?)ランチとなりました。

  

ここテ宮殿は、イザベッラ・デステの息子フェデリコ2世が愛人と暮らすために建てた広大な別荘。
建築や内部の装飾はジュリオ・ロマーノ指揮のもとで製作された、大変贅沢で豪華な宮殿なのです。

  

このテ宮殿の”テ”はお茶という意味ではなく、テイエートという地名のつまった言い方だとか。
なんだかかわいいですよね。でも宮殿内部はものすごいエネルギーで満ちあふれています。
まず宮殿の入り口には、この宮殿建設の功労者ともいえるジュリオ・ロマーノの自画像があります。
これ、なんとティツィアーノが描いたもの。こんなところでティツィアーノに出会えるとはうれしい♪
中に入るとまるで不思議の世界に迷い込んだような感覚に襲われるほど、華麗なフレスコ画で彩られた部屋が続きます。
Sala di Cavalli(馬の間)、Sala di Amore e Psiche(アモーレとプシュケの間)、Sala dei Gigante(巨人の間)
どの部屋も鮮やかに、立体的に、躍動感あふれる壁画で装飾され、ジュリオ・ロマーノの作り上げた世界にすっかり魅せられました。
またとても幸運なことに、この時”La Nazione Dipinta”と題した展覧会が開かれていて、
私の大好きな画家フランチェスコ・アイエツの、Il Baccio(プライベートコレクション)やLa Meditazione(ヴェローナ)、
他にも近代イタリアの画家たちの作品を見ることができたのです。本当についてるわ〜。

そして宮殿を出て再び町を歩いて周ります。
こちらのサンセバスティアーノ寺院は昨日見たサンタンドレア教会と同じくレオン・バッティスタ・アルベルティが設計したもの。

  

全然関係ありませんがパッと見た瞬間、なぜかエジプトのスフィンクスを思い浮かべました。
でも、こちらは現在使われていないのか、まるで廃墟のような雰囲気。また1枚のプレートが掛けられていたのですが、
そこには”I MANTOVANI MORTI PER LA PATRIA QUI VIVONO”と書かれています。
『祖国のために死んだマントヴァの人々、ここに生きる』とでも訳すのでしょうか?ここは何か特別なところなのかもしれません。
そばにあるマンテーニャの家は残念ながら、お昼休みで閉まっていました。やっぱりこれだけじっくりマントヴァを見たので、
本を買って帰りたい。1件の本屋さんに入ると、テ宮殿のいいガイドブックがあったので購入。知的そうな店員のお姉さんに
ドゥカーレ宮殿のはないかと聞くと、作品が多いからこんな大きいのしかないわと、超豪華美術本を出してくれました。
とてもじゃないけど日本に持って帰れないので、小さなマントヴァのガイドブックを買うことに。
カードで支払って漢字でサインをすると、お姉さん”きれい!まるで雲のようね〜”と感心してくれました。
一度ホテルへ戻り、しばし休憩。。。
夕方再びホテルを出て、夕食を取ることに。エルベ広場にはきれいなレストランが何軒か並んでいるので、
その中で比較的リーズナブルなところに入ってみました。

   Ristorante Pizzeria Pavesi e Pavesino
      住所 Piazza della Erbe 13   TEL0376-323627

  

まずVino biancoとacquaを。menuをじっくりと見て、アンティパストにSorber di agnoliなるものを。
これはトルテッリーニ入りコンソメスープでした。素朴なホッするお味で、とっても温まる〜
が、その前に上の写真のクラッカーにナッツ入りの甘いチーズとジャムのサービスが。これが一番美味しかったかも...(^^;)
付け合せに野菜のマリネや生ベーコンのオイル漬けなどのサービスもあり、かなりいいお味。
(Pizzeriaとも書いてある割には、意外とサービスもきちんとしていて雰囲気のあるシックなお店)

  

そして、マントヴァで是非食べようと思っていた名物トルテッリーニ ディ ズッカ(かぼちゃのトルテッリーニ)。
これが美味しいんだけど、超あっま〜い(@o@
辛党の私にははっきりいってデザート並み...いやそれ以上かも。これでワインは飲めません(T_T)
でもマントヴァ名物を食せたことに満足、またスタッフもとても陽気で楽しかったです。

マントヴァ、好きかと聞かれると正直答えに窮するところもあります。
でも、間違いなくまた訪れたいと思うのは、やっぱりマントヴァに魅了された証拠なのでしょうか。