5日目 2007年12月7日 前半
マントヴァの濃厚で刺激的な力強い芸術にのみこまれ、色んな感情で頭がいっぱいになってしまった私は
気分を変えるためクレモナに行ってみることにしました。
何かの写真でクレモナの華麗なドゥオモを見て以来、いつか訪れてみたいと思っていたので、丁度いい機会。
マントヴァのホテルは朝食がついていないので、7時過ぎにホテルを出発。まだ明けやらぬ町はえもいえず美しいです。

それでもすでに通勤や通学の人たちの姿もちらほらと見られ、地図を頭の中で描きながらなんとなく人の流れについていくと、
駅とは全く違う方向にあるマンテーニャの家に出てしまいました(^^;)
なんだか遠いなぁと思ったよ...めげずに今度はちゃんと地図をみてからマントヴァ鉄道駅へ
列車は丁度やってきたところでいいタイミング。3両ほどの小さな列車でした。霧に包まれた風景の中、列車は走ります。
途中で買ったパンドリーノとお水で朝食。(そういえばイタリアに缶コーヒーってない?当然か...)
マントヴァから直通列車で約1時間。ミラノから来たときに停車したので逆戻りとなりますが、列車の旅は心地いいです。
クレモナに到着、帰りの列車の時刻を確認し、町へ。今日はかなり冷えます。

19世紀までスペインやオーストリアに支配された町クレモナ。美しい建物や街並みは味わい深く落ち着いた雰囲気。
ここクレモナは、なんといってもストラディバリやアマーティの工房によって名弦楽器が作り出されたことで有名な町。
そこここにヴァイオリンが飾られていたり、ストラディヴァリ博物館などで名器ストラディヴァリウスも見ることができます。

駅から10分程歩いて、小さなトンネルを抜けるとそこはドゥオモ広場。
わぁ〜、なんて華やかなんでしょう!
ロマネスク様式の華やかなファサードを持つドゥオモ、
ドゥオモに付属したトッラッツォと呼ばれるイタリア第一の高さの鐘楼、
そして八角形の洗礼堂があります。
全てが見事に調和していて、優雅な空間を創りだしています。
ドゥオモ内部はかなり広く、豪華
内部にはポルデノーネの力強いフレスコ画『キリストの磔刑』が描かれ、
十字架にはり付けられ身をよじる他の二人の死刑囚に比べ、
達観した表情のキリストの表現が大変素晴らしく、
描かれた馬などもパワーあふれる描写でした。
その他にも内部はクレモナ派の画家の手による
たくさんの壁画装飾で彩られています。
そして洗礼堂内部にも入ってみることに。ここは有料で2.00ユーロ。
パルマの洗礼堂と似ているとガイドブックには書いてあったけれど、私はパルマの方が好きかな。
内部の壁は簡素なレンガ造り。天井は高く、礼拝堂はかなり装飾過多なゴシック風。

そしてドゥオモ付属の高さ111mという鐘楼・トッラッツォに登って、美しい街並みを眺めてきました♪(4ユーロ)
ここは今までに昇った塔で一番面白かった!でも上部は階段が狭く急で、かなり怖い。。。
最上部なんか螺旋階段と木の細い通路で、この板、底が抜けて落ちるんじゃないかとビクビク。

でもでも、このレンガ色の美しい街並みを見たら、足の疲れも吹っ飛びます。洗礼堂も上から見ることができました。

ちょっとしたスリルも味わって、駆け足ですがクレモナ観光終了。
たった二時間の滞在でしたが、町の人たちも感じが良く、行ってよかった〜(^-^)
気分転換もできたことだし、再びゴンザーガ家の栄華を堪能すべくマントヴァへ戻ります。
後半へ続く...