7日目 2000年11月16日
これまで精力的に動いてきたけれど、今日は少しゆっくり起きて、朝食ものんびりと取ります。
ホテルの部屋の窓からは、サンマルコ広場の鐘楼が見えました。

朝食後はドゥカーレ宮殿に行ってみます。ホテルからサンマルコ広場はすぐの距離にあり、本当に便利。
でも今日もあいにくの雨、我々はヴェネチアではあまりお天気に恵まれないような。
さてドゥカーレ宮殿はドージェ(総督)の公邸として使われていた、ピンクの大理石が美しいゴシック様式の建築物です。
最初に立てられたのは9世紀ですが、今の姿になったのは1419年。公邸以外にも庁舎や牢獄などがあります。

中はとにかく広く、さすが栄華を誇ったヴェネチア共和国の宮殿だと思わせます。
圧巻は2階にある大評議会の間。ティントレットの『天国−Paradiso』が壁一面に描かれ、その他にも重厚な絵が多くあります。
ため息橋は外から見ると美しいけれど、中は細く暗い通路で、暗い気持ちになるのも仕方がないか。
このため息橋で、アメリカ人らしき男性に写真を撮ってくれるよう頼まれたのですが、英語では写真を撮る時なんていうんだろ?
とりあえず「OK?」と聞いて撮ったけど...
次はティツィアーノの傑作『聖母被昇天』があるサンタ・マリア・グロリオーサ・テイ・フラーリ教会へ。

この教会に眠るティツィアーノが描いた絵は、絵自体もドラマティックですが、見せ方もとてもドラマティックです。
教会に入るとアーチの奥に聖母被昇天があり、引き寄せられるような感じがします。

昼食はガイドブックに載っていた、リアルト橋のすぐ近くにあるトラットリアへ。
"Trattoria alla Madonna"
住所 calle della Madonna San Polo 594 TEL 041-5223824
クロークにコートを預けて、席に案内されます。店内はかなり広い!
日本人のツアーの方達も多く来ていて、店員もさすが観光客に慣れた感じ。
私達は、魚介の前菜をシェアし、プリモにあさりのスパゲッティとラザニアをそれぞれ注文。味は...普通かなぁ。
店内は広すぎて、ガヤガヤしているので落ち着かない。帰りにクロークでチップを渡します。
やっぱり観光客の多いお店よりも、裏道のトラットリアの方がいいかも。
ヴァポレットに乗り、サンマルコ広場の向かいにある、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島に行きました。

前回はサンマルコ広場の鐘楼に登ったので、今回はこちらの60mの高さの鐘楼に登ってみます。
教会の内部は簡素ですが、ティントレットの『最後の晩餐』や『マナの収穫』などがあります。
鐘楼の上にはエレベーターで上がれるので楽々。鐘楼からの眺めは素晴らしく、何よりサンマルコと違って人が少なくゆっくりできる。
ただお天気が悪いのが残念でなりません。

帰りはヴァポレットを乗り間違えて、少し歩いてサンマルコ広場に戻ることに。
そして一度は行ってみたいと思っていたカフェ・フローリアンに入ってみました。
"Caffe‘Florian"
住所 Piazza San Marco TEL 041-5205641
ここも日本人のお客は多いです。私達の隣にはフランス語を話すカップルが、始終いちゃついていてこちらは落ち着かず...
内装は素晴らしく、鑑賞としてはとてもいいけれど、自分がそこでくつろぐとなると似合わないような気がしました(^^;)
夕暮れのサンマルコ広場もステキ。

一度ホテルに戻ります。フロントで先客の用件が長引いていたので、私達はカギを貰うだけだからと話し掛けるが、
順番だからと待てといった感じ。フロントには他に人がいるけれど、自分の仕事に専念。
こういうところが日本とイタリアでは違いますよね。どちらがいいかはわかりませんが...
ホテルの周辺をぶらぶらと見て回ります。リアルト−サンマルコ間は、色々なお店や土産物屋が並んでいるので退屈しません。
夕食のお目当てのレストランは、造船所近くの人通りの少ない路地裏にあります
。道に迷い、人に聞きながら辿り着きましたが満員で入れず、どこで食べようかとガイドブックを出して、
二人で考えていると、いい身なりをした中年の男性がものすごい早口のイタリア語で話し掛けてきます。
どうやら私達が道に迷ってると思ったようで、どこに行きたいのか聞いている様子。
大丈夫だと伝えると、スタスタと去っていきました。
イタリア人のこういうおせっかいなところ、旅行者にはちょっとうれしい♪
結局歩いて探した所は、少し高級そうな雰囲気。
なんだか疲れたのか気分が盛り上がらず、静かな夕食となってしまいました。
まずはアサリのワイン蒸しと、タコとセロリの前菜を。セコンドにはイカの墨煮といかのフリットを注文。
調理法や盛り付けはいたってシンプル、素材の味をうまく引き出していました。
そしてDolceはティラミスとクレームブリュレにしました。どちらもBuono!
VINOはシャルドネ1/2を頼んで、全部で130,000リラ。この旅で一番豪華な食事となりました。