イタリアルネサンスの偉人たち
芸術の宝庫イタリアへの旅は、その分野への知識があればさらに充実したものになるといいます。もちろん知識がなくとも、美しいものは美しいと感じ、単純にこの絵が好き、またいつかあの絵が見たいなと楽しい旅の思い出が出来ます。けれど、その作品のバックグラウンドを知ることで、さらに奥行きのある旅が出来ることは間違いありません。
典型的欲張りな日本人観光客の私たちは、毎日あちらの美術館、こちらの教会へと忙しく動き回ってきました。最初のころは知識も少なく、何を見てもすごいなぁ綺麗だなぁと単純に感動していましたが、徐々にあの人の他の作品も見てみたい、あの絵の持つ意味はなんのだろう、あの芸術家はどんな人生を歩んだのかな、と興味を持ち始めました。テレビでイタリアと聞くと敏感に反応したり、イタリアの本があると手に取ってみたり、まさにイタリアにはまってしまったのです。そしてイタリア語を勉強し、何度もイタリアを訪れるようになりました。(もちろん美味しいイタリア料理を食べるのも理由の一つです!)知識を増やすことで、更なる楽しみ方もできるようになりました。
イタリア芸術を語る上で欠かせないルネサンスという時代。古代の偉業から、衰退した暗黒の中世を経て起こった文芸復興、文化の再生です。(ルネサンスはフランス語、イタリア語ではリナシメント)航海技術の発達によって貿易が栄え、保険・金融業が生まれた中世後期、特に北部・中部イタリアで多くの富が築かれ、都市国家が競い合うこととなります。豊かな富を持つ有力者たちが文学や芸術への援助を行いました。豊かな才能をもつ工房の職人たちと、彼らを「芸術家」として保護したパトロンの存在がルネサンスの発展を後押ししたのです。そんな彼らに目を向けて、イタリアを旅してみたいと思います。